こんにちは、管理人です。
今回は、エアコンや家電製品を購入後、設置や工事を自分でやらずに業者に頼む場合に気をつけるべき注意点を共有します。
『自宅にエアコンを取り付けに来た男性作業員が、購入した女性客に性的暴行』というニュースを見たことがあります。
ここまで衝撃的な内容ではなくとも、取り付けが必要な家電製品を買った客から工事業者に関する苦情が寄せられることは日常です。
工事業者は家電量販店から委託された会社なので、厳密には家電量販店に落ち度はありません。
ただ、「○○電気です、エアコンの取付工事で参りました」とあいさつするわけですから、客からしたら委託の別(=買った店とは違う会社)など気にすることではない。
ほとんどの工事業者は誠実だと思っています。ただ、ヤバい仕事をしている人たちが存在するのも事実。エアコンの需要がピークを迎える夏の時期だからこそ、身につけておきたい知識があるのです。
記事の冒頭では、工事業者から目を離さない方がいい理由を、以降は監視は対策にならないまでも「こんな業者もいるから注意しよう」という例を紹介します。
監視で防ぐことができたと思われる苦情の例
- 家族の部屋に勝手に入られた
- 庭で立ちションをされた
- 商品やハシゴが当たって壁を壊された
- 新築なのに工具を床に落とされた
- 雑な施工で床が水浸し
最初の例は本当に意味不明、もちろん工事とまったく関係ない部屋です。「なにをしようとしていたのか」と説明を求めていいでしょう。
その他の4つは、モラルの欠如や注意散漫による凡ミス。客に見られているという緊張感を与える意味では効果的かと(客の目などまったく気にしない人もいるでしょうが)。
気づいているのか知らんぷりを通しているのか、壁や床を傷つけても客に言わずに帰ってしまう業者もいます。
約束の訪問日時を守ってくれない
業者へ寄せられる苦情で一番多いかもしれません。立ち会いのために一日空けたのに来れなくなったとは迷惑千万です。
例としては、以下の通り。
- 午前の約束なのに現れず、連絡も来ない
- 連絡がついたと思ったら午後を提案され渋々承認
- 午前で終わると思っていたので午後の予定が完全に潰れてしまった
業者の時間管理ができていないのもありますが、販売店と業者との連絡不行き届きもあるため、一方的に業者だけを責めることができないところだけ注意が必要。
絶対必要な工具や備品を忘れる
管理人も似たような経験あり。エアコンではありませんが、商売道具を動かすのに必要な電源を持っていなかったアホな業者でした。
例としては、以下の通り。
- エアコンの設置でハシゴが必要なのに忘れてきた
- たまたま客がハシゴを持っていたので貸すことで作業
- 客が持っていなかったら訪問日時を変更されていたと思うと不信感
販売店の説明不足で作業に必須な部品(洗濯機の分岐水栓とか)を用意できていない事態は日常ですが、こちらは業者の完全なる凡ミスです。
タバコ臭い
説明不要でしょう。
これから客の家に入り、客と会うというのに直前に喫煙するなど言語道断。家電の工事業者に関わらず、人と会う業務に就くビジネスパーソンは全員就業中の禁煙を徹底してもらいたい。
飲酒と同様、業務から解放されてから楽しめばいいのでは。
名字ではなく名前を呼ぶ、さらに体も触る
女性客からの苦情。
山田花子という名前だとしたら「山田さん」とか「お客様」と呼ぶのが一般的なのに、なぜか「花子さん」と呼ばれたそうです。馴れ馴れしいだけではなく、作業後の操作説明をする時も肩を触ってきたらしい。
一人暮らしの女性宅に男性の作業員が訪問するのは少なからずリスクがあります。対策としては業者側に女性従業員の同伴を求める、あるいは自分で家族や知人を立ち会わせるくらいでしょうか。
気休めですが、ホームカメラによる録画を伴う遠隔監視もありかと。
手間のかかる作業を露骨に嫌がられた
ドラム式洗濯機や500Lを超える冷蔵庫など、超大型商品を購入した客から寄せられる苦情です。
集合住宅など入り口が狭い家・入り口は狭くなくても階段を使って2階に上げるとか、人数も体力もかかる作業だと業者が本音をしゃべってしまうことがあるのです。
「大変」、「めんどくさい」と同僚との会話が聞こえてしまったとか、「なんでこんな大きい機種を買ったんですか?(ドラム式より小さい)縦型は考えなかったんですか?」とか客の買い方を指摘してくる業者もいます。
ナンパ(個人情報の私的利用)
どこぞの運送会社でもあった事件。
この手の迷惑行為は報道されないだけで日常的に起きていることと思います。
私が読んだ苦情の例は、『妻(購入者)のスマホに食事に誘うメッセージが届いた』という夫からの報告でした。
普通のナンパとは訳が違います。社内規則にももちろん触れるし、社会的にも許されない行為です。
感染対策が不十分
コロナ禍以降、人と会うのも人を家に入れるのも考え方が変わりました。
「対策にならないウレタンマスクをつけていた」、「鼻出しマスクをしていた」というマスクの付け方に関する苦情はなくなりません。
『マスク警察』はいただけませんが、場所は自分の家です。感染対策に無頓着な業者を入れたくないと思うのは普通です。
さいごに:性善説を信じない
悪質な業者、悪質とまではいかなくても無礼な業者は存在します。
ある客から「業務委託する業者もきちんと面接とかしてほしい」という声をいただいたこともあります。至極当然なご意見です。
販売件数を増やしたいとか利益を優先することばかり考えないで、不誠実な業者とは関わらない(協力関係を結ばない)ことも販売店に求められるはず。
知名度のある家電量販店が業務を委託しているのだから安心できる業者とは限りません。性善説を信じず、自己防衛の意識を持って家に招く必要があると考えます。
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
我慢しないで暑い夏を乗り切りましょう。
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